はいこんにちは、む〜みんです
いきなりですが、、、
そんなわけねぇー!!!!!!!
と思ったけど、この本を読むと
ってなってた。。。。。。。。。
ただこの本は、高知能者を救済する目的で書いた本だと筆者も言っているので
かなりそっち側に寄ってる印象
全て読み終わった後、個人的に思ったのは賛否両論出るだろうなぁーっと
IQが20違うと会話が通じないは本当か?
これは本当である、と本の冒頭で結論づけていた
これは僕も大いに賛同する!
ただ、IQというものに対してちょっと説明不足かなぁーとも思った
そもそもIQとは、IQテストの点数を測っただけのものなので
IQ=その人の本当の知能指数、というわけではない事
IQテストとはまぁ言わば知能を測る上での一つの方面から見ただけに過ぎないので
体力テストの一つの項目的な感じ
WEBとかにあるIQテストもまさにそんな感じと言うか、よりクイズっぽいので
まぁ楽しむ程度の感覚がいいと思う
ただ、実情としては社会生活においてその知能的な分野が占める割合はかなり高域で
いくら体力テスト的な感じとは言えど、50mが早いとかよりもより身近で
影響が強いと思う
特に、会話やスケジューリングなどはかけっこするより明らかに頻度が高い
「IQが20違うから話が通じない」はちょっと行き過ぎた議論かなぁと思う一方で
正確な知能レベルが存在した場合においては、一定の差があると話が通じなくなるのは
事実だと思った
その解釈で読み進めれば本書はそれなりに理解が出来る
高IQ者は友達が減る
サバンナ幸福論において、高IQ者は社会的相互作用(友人関係的なもの)にストレスを感じやすい
という研究結果があった
ただ、それとは別に本書ではIQ毎にクラス分けをした場合
そもそもそのクラスの人数が減る、という物理的な観点から説明されている
まずそのIQだが、IQにも2種類ある
・相対IQ(古いIQ)
これは年齢を軸にして算出されるIQのこと
3歳と6歳で同じテスト結果であれば、3歳の方が2倍のIQだよね?的な理屈
(6歳のIQを100とするならば、3歳のIQは200になる)
ただ、これだと人間の成長が一定の曲線を描く必要があるのであまり当てにならない
14歳ぐらいをピークに、成長は明らかに緩やかになる為
6歳の時のIQと20歳の時のIQが全然違う!みたいな事になりやすい
・偏差IQ(現在のIQ)
これは偏差値的に算出するIQのこと
IQ100を基準として分布的に算出する
ただ、偏差値的な算出方法なのでIQ156程度が上限となる
IQスコア | 一般的な知能評価の分類 | 人口に占める割合 |
---|---|---|
≥ 140 | 天才 | > 0.4 |
130-139 | 極めて優秀 | 2.3 |
120-129 | 優秀 | 6.4 |
110-119 | 平均の上 | 15 |
90-109 | 平均 | 47 |
80-89 | 平均の下 | 14 |
70-79 | 境界線級/ボーダーライン | 5.8 |
50-69 | 軽度知的障害 | 2.2 |
35-49 | 中度知的障害 | |
20-34 | 重度知的障害 | |
< 20 | 最重度知的障害 |
「IQが20違うと会話が成立しない」
これが事実だったと仮定した場合、
IQ100の人は76%(IQ80ーIQ120)の人と会話が出来る事になる
これが会話が出来る人数の最大値だけど、
IQ130の人は25%(IQ110ーIQ150)の人としか会話が成立しない事になる
必然的に友人関係が狭くなりやすいという理屈
これはかなり納得!
高IQ者に対するいじめ
前提として、
「高IQ者は自分より低いIQの人達を理解出来るが、その逆は不可能」
との事
IQの低い人達側には、そもそもIQの高低の感知能力がなかったり
プライドにより自分より高い人達を受け入れられなかったりする為
高IQ者達の言っている事はちょっとついていけないことが多く
高IQ者が変人扱いされやすい
更に、上記の表の通りIQ130を超えた辺りから
同レベルの人の割合が極端に減ってしまう為
ランダムな組織の中では孤独や仲間外れにされてしまうなど
社会に馴染めないケースが多々ある
高過ぎるIQもまた弊害
と言われる所縁はこのようなところにあるのだと思う
高IQ者と自閉症
発達障害の一つに、「自閉症スペクトラム」というものがある
その中でも、「知的障害や言語障害を伴わない」人たちのことを
アスペルガー症候群と言うらしい
高IQ者とアスペルガー症候群がブレンドされると、
とんでもない事をやってのける可能性が出てくる
(アインシュタインやスティーブ・ジョブズなども発達障害だったと言われる)
アスペルガー症候群の特徴の一つに「過集中」と言うものがある
文字通り寝食を忘れて何かに没頭する事だが、何か社会的なものに対してであれば
ビッグな成績を残せたりする場合もあるが、その反面、現代社会においてはこの人たちは
ネット中毒になりやすいらしい・・・
過度な集中力は、自身でコントロールする事が難しいので
これもまた困りものである
総括
んー、実に面白かった!
特に、「なんか組織に馴染めないなぁー」って人たちは一度読んでみてもいいと思う
IQという切り口からコミュニケーショントラブルを考察する斬新な本だった
結構ネットの反響も凄かったので、世の中にはIQで悩んでいる人たちが
結構いるんだーって思えた
機会があれば自分のIQも測ってみようと思う
ではまた!
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